ピラティスについて

アスリート、モデル、国内外の女優さんたちも実践しているピラティス。「自分にはきつそう」、「男性でピラティスなんているのかな?」、「身体が固いから無理」、なんて思っていませんか?大丈夫です! 身体が固くても、運動が苦手でも、逆に運動が大好きなあなたにも、誰でも始められて、誰にでも効果的なのがピラティスです。

ピラティスは、ピラティス氏考案のエクササイズメソッド。特定の筋肉ではなく身体全体をバランス良く整えることができるため、多くのプロアスリートやモデルも実践しています。また、その安全性の高さから、リハビリ後のエクササイズとしても広く取り入れられています。

ピラティスの5つのポイント

ピラティスのエクササイズでは、特に次の5つの要素の強化、向上が期待できます。

  1. コア/体幹
  2. 柔軟性
  3. バランス
  4. 身体意識
  5. 呼吸

ピラティスの4つの効果

  1. スポーツパフォーマンスの向上/ケガ予防
  2. 姿勢・ゆがみ改善、基礎代謝アップ
  3. 肩こり・腰痛の軽減、ケガ予防
  4. ストレス解消
  1. スポーツパフォーマンスの向上/ケガ予防

どのスポーツでも、軸、バランスや重心、身体の使い方を意識することはとても重要です。ピラティスのエクササイズでは、コア、バランス、左右前後の重心や、身体のつながりを意識します。また、特定のスポーツで、どのような姿勢でいるときにパワーを最大限発揮できた方がいいのかを考え、そのポジションでパフォーマンスが高まるようなエクササイズを選択し行うこともできます。ピラティスでは、スポーツに必要な筋力が鍛えられるだけでなく、効果的な身体の使い方も自然に身につくことになり、スコアやパフォーマンスの向上につながります。また、可動域が広がり、ケガを予防できる、という点でも、スポーツパフォーマンスの向上に役立ちます。

2.姿勢・ゆがみ改善、基礎代謝アップ

ピラティスでは、身体を正しい位置で動かし、左右のバランスを重視しながらエクササイズを行います。また、強い筋肉で無理やり身体を特定ポジションにもっていく(やっているように見える)ではなく、使うべき筋肉に意識を向け正確に行っていきます。そのため、レッスン後には、肩の丸まりや猫背、左右の骨盤のゆがみは必ず軽減されています。

レッスン後には姿勢が改善されているとはいえ、次のレッスンまでに毎日猫背で過ごしていては根本的な改善までには時間がかかります。ピラティスの良い点は、自分自身の身体の状態に気づくことができるようになるところ。いま自分は肩をすぼめてしまっているのか、猫背になってしまっているのか、気づくことができれば日常生活でときどき直すよう意識できるようになります。

また、普段使い慣れていない筋肉を使うことで、二の腕やお腹など、部分的な引き締めや、筋力アップによる代謝アップにも効果的です。

3.肩こり・腰痛の軽減、ケガ予防

お仕事で1日中座りっぱなしだったり、逆に立ちっぱなしだったり。動かしていない状態、悪い姿勢は、慢性的な肩こりや腰痛の原因にもなります。また、意外かもしれませんが、ストレスも腰痛の原因の1つだと言われています。 ピラティスはインナーマッスルを鍛え、背骨の周りをコルセットのように守る筋肉を作ることで、背骨のずれやゆがみによる腰痛を軽減、予防する効果があるだけでなく、筋肉や関節を意識的に動かすことで血流が上がり、ストレスを解消する効果もあります。

日常生活ではどうしてもゆがみの原因となる姿勢を避けられない場合も多くあります。ピラティスのエクササイズを定期的に行い、身体をあるべき場所に戻してあげることで、痛みがひどくなるのを防ぐこともできます。

4.ストレス解消

厚生労働省の調査によると、30代以上の男女49%が「ストレスがある」と答えています。脳がずっと疲労状態にあると、ストレスやうつ病、アルツハイマーなどの原因になると言われています。

ピラティスのストレス解消効果は、深い呼吸と、身体への集中から得られます。ピラティスで一般的に用いられる胸式呼吸には、交感神経に働きかけ、頭や身体をスッキリと活性化させる効果があります。また、ピラティスはただ身体を動かすのではなく、骨や筋肉がどう動いているのかを意識し、全身のつながりを大切にしながら行います。深い呼吸をしながら、自分の身体の動きに集中することで、心がクリアになります。